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2019-12-05

【Semi-custom made】dakon-dakon+engraved ring(Sv925)&yugami+dakon ring(Sv925)

こんにちは。KUBUSの斎藤です。今回は、KUBUSが以前から制作しているデザインをご希望に合わせカスタムするセミオーダーでご注文を頂きました。

今回頂いたご注文は2つの指輪。一つ目は、『dakon-dakon+engraved ring(Sv925)』。なんのこっちゃ分からない名前ですね。笑

その心は、こちらレギュラー品の『Sv9999 dakon ring(SLIM)』

sv9999_dakonslim
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と同様のシルエットで素材をSv9999でなくSv925を採用し、dakonは入れず、手彫りを施すというもの。どうでしょう、少しイメージつきましたでしょうか?笑

もう一つの指輪はタイトルそのままに、レギュラー品の『yugami+dakon ring(Sv9999)』を素材を変え、Sv925(Sterling silver)で作るというもの。

既にお持ちの指輪の色味や雰囲気からSterling silverを提案させて頂きました。

どちらの指輪も地金加工で制作をしていきます。必要な分の地金を切り出し、完成形を想像しながらなるべく金槌で成型をしていきます。ロウ付け(溶接)をし、何種類もの鑢(ヤスリ)を使い分けながら更に成型作業。金槌を使って出来る限り形を整えているとはいえ、鑢での成型作業もとても重要な作業です。

荒削りができたら紙ヤスリをかけ地肌を整えます。かける番手は#320~#2000。KUBUSの指輪は曲線の美しさを重要視しているので機械の出番はほとんどありません。手作業で磨いていきます。内側も外側も感触を確かめながらどこを触れても滑らかな感触にしなければいけません。デザインが格好良くても着け心地、触り心地が悪いのは全くダメです。見た目も着け心地も触り心地もを快適になるよう磨くことができれば完成まであと少し!、、、と言いたいところですが、まだ大きな仕事が残っています。

今回のモノグラムの内容は「Mと∞」。事前に何通りか提案した中から決めて頂いたデザインを手彫りしていきます。

何度か練習彫りし、気持ちを落ち着けながらタガネの刃を研いだらいよいよ本番。毎回書いてますがやっぱり手が震える。

でもちゃんと彫れました!!

【Semi-custom made】dakon-dakon +engraved ring(Sv925)blog1

仕上げ磨きをしたら完成です!

【Semi-custom made】dakon-dakon +engraved ring(Sv925)blog2
【Semi-custom made】dakon-dakon +engraved ring(Sv925)blog3
【Semi-custom made】dakon-dakon +engraved ring(Sv925)blog4
【Semi-custom made】dakon-dakon +engraved ring(Sv925)blog5

もう一つ制作をさせて頂いた『yugami+dakon ring(Sv925)』はこちら。

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yugami+dakon ring(Sv925)blog3

KUBUSでレギュラー展開しているデザインの一部は、シグネットリングからインスピレーションを受け制作をしています。普段シグネットリングとして制作しているデザインに手彫りするのと同じように今回のセミオーダー品にも手彫り彫刻が似合っているのはそれが理由なのです。

二つ仲良くおめかし。

【Semi-custom made】dakon-dakon+engraved ring(Sv925)&yugami+dakon ring(Sv925)blog

今回は手渡しでお届けすることができました!海外にしばらく滞在する方で、間に合わなかったらどうしようとヒヤヒヤでしたが、なんとかギリギリ出発前日にお渡しすることができました。

ご注文くださったNさん、お渡しするのが出発直前になってしまいすみませんでした。そして色々バタバタでしたね。笑 大切な節目にKUBUSの指輪を選んで頂き本当にありがとうございました!大変なこともあるかと思いますが、お身体に気をつけて楽しんで来てくださいね。

KUBUSの指輪が海外にいるんだというのはなんだか不思議な気持ちで、それと同時に誇らしくも感じます。

ただファッションとしてだけではなくお守りのように身に着ける指輪を作るのは、責任重大ですがやり甲斐いっぱい。

そんな指輪を選んでくれる人がもっと増えますように。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

KUBUS 斎藤

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