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2019-01-09

ペアリング制作

ペアリング制作 『真鍮製(brass)signet-ring(kakukaku)』

去年末にKUBUSとしては2度目のペアリングのご注文を頂きました!

今回は「シグネットリングの角がかくばったバージョンで。」とのオーダー。
その制作時の模様をザクザクッと綴っていきたいと思います。

素材のご指定が真鍮でしたので、真鍮六角ナットから制作を行いました。

写真左が女性用、右が男性用。幅は違えどペアな雰囲気が出るようにするのが今回一番のポイントです。

ゴリゴリと削っていき、まずはかなりザックリとした形作り。

んー。まだ何か違うな。

頭の中のイメージを具現化すべくさらに削り込んでいきます。

ある程度の修正が可能なゆとりがあり、同時に雰囲気がつかめる程度の外枠ができたところでご注文主様へ確認。

ご確認頂き、”幅広デザインの方の幅をもう少し細く”との指令を頂きました。
この時僕の心の中では、「俺もその方がいいと思ってた!」とこっそりシンパシー。笑

削りすぎてしまうとまた一からやり直しなので、慎重に慎重に。

幅広デザインを修正したことに伴ってペア感に若干のズレが生じたので、幅狭デザインもちょっぴり手直し。

「よーし。これならどうだ!」と小さい時に先生に宿題を提出するような、少しの期待と大きな緊張を胸に再び確認の連絡を。

”『依頼通りありがとうございます!』”との最高に嬉しい一次審査合格のお言葉を頂き、ここから指輪としてのオーラを纏わせるための作業へと移ります。

後ろに写る戦いの跡。

指にはめたり触ったり、何度も感触を確かめながら指に馴染むように整えていきます。ですが、これで完成ではありません。ここから更に追い込み、命を吹き込みます。

自分の中で100%納得できる出来まで仕上がったところで、ご注文主様に最終審査依頼の連絡を。

 

”『想像以上の出来』”とのこの上ないありがたい合格発表を頂きました!!

よっしゃ!!!

真鍮製リングはくすみが出やすいのですが、KUBUSではピカピカツルツルに表面を仕上げます。

その理由は、『変化を楽しんで頂きたいから』

指輪のことに限らず、変化を避けたがる方もいますが、無理にその波に逆らわず、そして流されたり飲み込まれるのではなく、

”変化の波に乗る”

世の中の多くの物事は変化をしながら存在しているのだから、どうせならそれを楽しんでいきたい。

真鍮素材は、それを体現するように変化の波に抗うことなく美しくその波に乗っている姿を見せてくれます。そんな姿を見て感じて欲しいから、これでもかとピカピカツルツルに仕上げた状態でお渡ししています。

そして今回はペアリングのご注文でしたので、二つ揃っておめかしをした状態に。

今回ご注文頂いたN様、この度はKUBUSを選んで頂き本当にありがとうございました。相談をさせて頂きながらの制作に優しく付き合ってくださり感謝の気持ちでいっぱいです。

図々しくも着用写真の撮影をお願いしてしまったのに、快く引き受けてくださったこと本当にありがとうございました。お言葉に甘えて着用写真を掲載させて頂きます!

僕の手元にあった時より素敵に輝いてくれました。

KUBUSの指輪がお二人を守り、より良い変化の波に乗せてくれることを陰ながら願っております。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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KUBUS 斎藤

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