夢を実現していく自らとの約束のシグネットリング
こんにちは。KUBUSの斎藤です。
先日、参院選の期日前投票に行ってきました。
選挙でポイントとなっている争点はその時々で異なりますし、その全部を把握して更に自分の意見を持つというのは時間も労力も必要です。もちろん、全てに意見を持って投票するのが良いのでしょうけれども、忙しい日々を過ごす中でそんな余裕なかなかないという方も多いかと思います。
でも、だからと言って投票することを諦めてしまうのは勿体ない。諦めても世の中が自動的に良くなっていってくれるのならそれでも良いのかもしれません。ですが、若年者の僕でさえ、年々冷たい世の中に向かっている実感があります。それなら、笑顔で過ごせる世界を作るために、1票という限られた力かもしれないけれども、少しでもそこに可能性があるにも関わらずそれを信じて行動をしなければきっと後悔する日が来ます。
政治と聞くとややこしくて目や耳を塞いでしまいたくなりますが、「政治=生活」です。一人一人の生きるための権利を守るために平和に意思表示できるのが投票です。だから、そんなに気張る必要なんてありません。僕は自分や家族や大切な人が笑顔で過ごせるような世の中はどんな景色かを想像し、どこに誰に投票すればそこに近づくことができるのかを判断するようにしています。KUBUSの夢である世界平和を実現するために。
今回のブログで紹介をするのは、自分らしい生き方を求めて行動をされていらっしゃる方からご依頼を頂き制作をしたシグネットリング。
『想いを込めて身に着けることで、自分を貫いて生きたい』とKUBUSにオーダーをしてくださりました。僕も夢を実現するために日々もがいている一人として、すごく嬉しいですし光栄です。
夢を描き、それに向かって進んで行こうとする時やその道中には、「無理無理。諦めた方がいいよ。」と茶々を入れてくる人もいます。何を隠そう、僕も数えきれないくらい言われてきました。
KUBUSを始めてすぐの頃の僕にとって、KUBUSでご飯を食べていくのは夢でもなんでもなく通過点の一つなのに、それでさえ笑われたこともありました。
そういう人たちの多くは「あなたのために言っているんだよ?」と求めてもいないのに上から目線で責任をこちらになすり付けてくることもしばしば(他の誰かにではなく、自分への責任として夢を描いているのに)。だから余計にタチが悪い。最初の頃はそれを真正面から受け止め凹んでしまうことも多々ありました。
でも、ある時気付いてしまったんです。(あのー。時々出る尖った斎藤が今から顔を出しますのでご了承くださいね?笑)
夢を否定をしてくる人たちは、自らが夢を諦め可能性を捨ててしまった経験があるから「君だけを行かせないぞ」と足を引っ張りたいんです。もしくは、こちらが描いている夢がその人の想像の範疇を超えてしまっているから理解ができないだけなんです。
僕が好きなこんな言葉があります。
『宇宙の果てがあるとすれば、それはあなたが想像できる限界地点だ。』
小さい頃に聞いた言葉なので、誰が言っていたのかは忘れてしまいましたが、ある学者さんが「宇宙の果てってどこですか?」という問いに対して答えたものです。専門家の人にとっての宇宙の果ては、僕たちが想像しているよりもきっとずっと先にあるはず。
つまり、世界の大きさは一人一人違うんです。描いている夢が大きければ大きいほど、オリジナリティがあればあるほど、それが他の人からすると想像の限界を超えてしまうから、理解することができず否定的な意見を持たれやすいのだと僕は考えています。
それに気付いてからは、自分の夢を「そんなの無理だよ」と否定されたり嘲笑われたりする度にワクワクニヤニヤとできるようになりました。笑 だって、簡単には想像できない世界を自分は思い描けているんだから。そして、それを壁に貼って眺めているだけでなく、既にそこへ向かって一歩一歩確実に歩みを進められている実感があるから、気にする必要なんてこれっぽっちもない。
自分にとっては通過点のKUBUSでご飯を食べていくということすら大層な夢だと笑われたこともありましたが、今ではこうして大変有難いことにそれを実現できているから、やはり可能性を手放さずに信じて続けることが大切なのだと日々実感しています。限界を決めるのは他の誰でもなく自分自身なんです。
こういう話になると熱くなってしまうのですが、たまにはいいでしょう?笑
さてさて、いつものように制作についてなかなか書き始めないKUBUSですが、そろそろ参りましょうか。
今回制作させて頂いたのは、僕も大好きな「Octagon」シェイプのシグネットリング。素材は「K9YG」をお選び頂きました。
写真をご覧頂きOctagonシェイプにビビッときてくださったのですが、その直感を確かなものとして頂くためにもリングゲージと共にOctagonシェイプのサンプルをお送りし、実際にお手元でご確認を頂きました。
リングゲージを使っても時間帯によって採寸結果が違ったりとなかなか奥が深い号数選び。各号数の感じ方を伺いながら、僕自身の経験も含めてアドバイスをさせて頂きまして、「0.5号」で制作を進めさせて頂くことに決定!
そうなんです。KUBUSでは1号未満の号数の方も大歓迎です^^ 一つ自慢をさせて貰いますと、僕の手はガリガリで小さめ。だから小さい号数のシグネットリングであっても制作に問題はありませんよ〜!
ご依頼くださった方とコミュニケーションを重ねながら一緒に決めていったシグネットリングの造型作業が完了した姿がこちら。
こうして形になっているのを見ると簡単にここまで辿り着いたように見えますが、ここにもドラマがあります。
実はこの姿になる前に、ある程度造型作業ができた段階で号数等に問題がないか改めてご確認頂くために一旦お送りし、途中フィッティングを行なって頂きました。その結果、号数はバッチリだったのですが、ちょいとフェイスが指に対して大きいことが判明。
どれくらい調整をするのかお任せ頂けたため、送って頂いた途中フィッティングの際のご着用写真と実物とを何度も見ながら、「これくらいのフェイスサイズがお似合いになるはずだ!」と調整をしていきました。
そのシグネットリングの造型作業と並行して進めていたモノグラムデザインの作成。ご依頼をくださった方のお名前のイニシャルである「K」と模様を組み合わせて”紋章のようなデザイン”のモノグラムを描かせて頂きました。
それをシグネットリングへ手彫りに備えて下書きしていきます。
「K」をはっきりと目立つように真ん中に描くことでアイデンティティとしての意味を込め、その周りや後ろには植物をイメージした模様を描くことで「K」を引き立てつつ、夢を実現していく生命力やしなやかさ、優しさや逞しさを込めさせて頂きました。
細かいデザインのモノグラムで、尚且つ手指に合わせてフェイスを小さく調整したこともあり、下書きもなかなかな作業です。
前回のブログでは米粒と比べてみましたが、今回は1円玉を横に置いてみました。笑 こうして皆さんにとって身近なものと比べてみると、KUBUSが普段見ている倍率が伝わって面白いかもしれませんね。
ルーペを目に装着し、いざ!
デザインに合わせてタガネの刃の形状や大きさ、彫りの深さを操ることで、込めた意味や想いを表現しながら2次元だったモノグラムを3次元にしていきます。
よし、彫れた。
仕上げ磨きをしたら遂に完成です!!
フェイスはもちろんですが、僕はOctagonシェイプのこの角度が堪らなく好きです。
オーダーをくださったTさま、ご依頼本当に有難うございました!調整させて頂いたフェイスサイズぴったりとのことで安心しました(^^)手彫りの美しさだけでなくフィット感にも気付いて頂けて嬉しいです!お互い自分と夢を信じて歩んでいきましょう。きっとシグネットリングがTさんに力をくれるはず!
送って頂いた素敵なご着用写真、皆さんにもお裾分け。
着けて頂くために制作をしているのに、こうしてご着用写真を見る度にいつも目が潤んでしまいます。気持ちに応えることができた安心感と僕の気持ちが届いた嬉しさで胸がいっぱいです。
諦めないで続けてきて本当に良かった!
KUBUS 斎藤
【Gallery】Hand Engraved Octagon Signet Ring「K+植物模様」(K9YG)
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